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建通新聞社(中部)
2021/01/07

【三重】県とNHKが売買契約 津放送局移転先を旧博物館敷地へ

 三重県とNHK(東京都渋谷区)は2020年12月25日、NHK津放送局の移転先となる津市広明町の旧三重県立博物館敷地の土地売買契約を締結した。今後1月下旬に支払いおよび所有権移転を行い、NHK側が21年度から設計、解体工事に着手する考えだ。25年度の運用開始を見込んでいる。
 旧博物館の所在地は津市広明町125ノ1他2筆。面積3120平方b。契約金額は3億1550万円で、NHKと三重県がそれぞれ不動産鑑定評価を取得し、その平均額とした。対象地は県道津関線に沿った西側で津市の津偕楽公園の北東側に位置する。旧博物館は鉄筋コンクリート造2階建て延べ3098平方b。1953年建設。旧博物館の敷地全体は3520平方bあるが、西角地が崖地で建設に適さないと判断し、当該部分を除外した形での売買となった。
 現在のNHK津放送会館は津市丸之内養正町(敷地面積2495平方b)に72年度に建設された。47年が経過し老朽化が進み、さらに所在地が南海トラフの波浸水が予測されるエリアに位置していることから、非浸水エリアにある旧博物館所在地への移転を計画し、2017年5月に県との基本合意を締結した。その後、用途地域の変更の手続きに入り、19年2月に計画変更が告示され、県との売買に係る条件を協議していた。
 整備スケジュールについては、20年12月8日に開かれたNHK経営委員会で審議された。それによると、20年度中に基本計画の策定に着手し、設計者選定の後、基本設計で各室のレイアウトやデザインなどを決め、続いて実施設計を21年度に行い、同年度に旧県立博物館の解体撤去に着手する。22年度から新会館の建築工事に着手し、25年度の運用開始を目指すものとした。

提供:建通新聞社