トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2021/01/07

【京都】第一市場再整備で新青果棟 想定延べ面積は約7万5000u 基本設計などプロポで公告

 京都市産業観光局は5日、京都市中央卸売市場第一市場整備工事設計業務委託ただし、新青果棟建築工事及び設備工事基本設計その他業務委託を公募型プロポーザル方式で公告した。
 老朽化した第一市場を再整備するもので、事業では、市場を運営しながら、機能移転、解体撤去工事及び建築工事を行う予定。
 新青果棟内を安全に見学ができる通路の設置を検討。現在、改修工事中の水産棟に設置予定のプロムナードへの接続についても検討する。また改修工事中の水産棟の3階部分と新青果棟の2階部分を接続する車両が通行可能な連絡通路の設置も検討する。
 特高受変電設備は、特高受変電棟から新青果棟へ移設する。中央監視制御機能は、特高受変電棟及び11号棟から新青果棟へ移設する。
 業務内容は@新青果棟整備工事に係る基本設計A新青果棟整備工事に伴う既存施設解体撤去工事及び設備切り回し工事に係る実施設計B新青果棟整備工事における発注方法等検討業務。
 @は整備面積約9万8000u(想定。屋外付帯含む)(想定延べ面積約7万5000u、想定建築面積約2万7000u)で、SRC造4階建又は5階建(屋上駐車場)を想定、Aは(関連施設棟)SRC造3階建、延約3625u、(関連施設棟駐車場棟)SRC造地下1階地上3階建、延6444u、(塩干冷蔵庫棟)RC造4階建(塔屋有)、延約4442u、(関連5号棟)RC造2階建、約1847u、(東通路上屋(南))S造平屋建、581u。
 令和3年度に新青果棟整備工事に係る基本設計、既存施設解体撤去工事及び設備切り回し工事に係る実施設計、令和4年度に新青果棟整備工事に係る実施設計を行い、令和5〜7年度に新青果棟第1期整備工事を進め、令和7〜8年度に既存施設解体撤去工事(第2期エリア)を実施、令和8〜10年度に新青果棟第2期整備工事を行い、令和10年度の竣工を目指す。
 計画地は京都市下京区朱雀分木町80の敷地約9万3203・91u。
 プロポの主な参加資格は▽建築士法第23条の規定に基づく一級建築士事務所としての登録を行っている建築士事務所であること▽京都市の一般競争入札有資格者名簿(京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計であるもの)に登載されている単独企業であること▽平成17年度以降から今回の公募開始日の前日までに完了した設計業務で、卸売市場法に基づく卸売市場における延べ面積3000u以上の新築、増築、改築、又は物流センター(建築基準法に基づく「倉庫」)における延べ面積3000u以上の新築、増築、改築に係る設計業務を元請として受託した実績を有すること等。
 参加表明書、技術提案書(第1号様式から第6号様式)の提出は2月5日まで。参加資格確認結果の通知は2月8日の予定。第一次審査(書面審査)は2月24日を予定、第一次審査結果の通知(技術提案の要請)は2月24日に発送予定。技術提案書(第7号様式及び第8号様式)の提出は3月3日まで。第二次審査(ヒアリング審査)は3月8日の予定。受託候補者選定結果の通知は3月29日に発送予定。なお令和4年度に行う新青果棟整備工事に係る実施設計業務については基本設計の受託者に継続して業務を委託する予定。
 履行期間は令和4年3月31日まで。
 概算予定価格は1億2580万円(税抜)。
 担当は京都市中央卸売市場第一市場整備工事設計業務受託者選定委員会事務局(рO75−311−6274)。
 なお京都市中央卸売市場第一市場運営協議会において、新青果棟整備工事の基本設計業務の受託候補者の選定にあたり、部会(京都市中央卸売市場第一市場整備工事設計業務受託者選定委員会)を設置した。