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建通新聞社四国
2021/01/12

【香川】高松市 道の駅しおのえ設計者選定でプロポ

 高松市は、「高松市塩江道の駅エリア整備設計等業務」の委託先選定に伴うプロポーザルの手続きに着手した。道の駅「しおのえ」を再整備し、新たな交流拠点となる観光関連施設と医療施設が一体になった複合施設を新設する。参加申込書の提出期限は1月26日。履行期間は2022年1月31日まで。全体的な動線の検討が必要になることから、新施設の基本設計や新橋の予備設計、関係する地質調査など、建築と土木の設計をまとめて委託する。予定価格は9160万円(税抜き)。
 応募資格は2者か3者の設計共同企業体。代表者は市内、準市内、市外の企業いずれも可能。構成員の1者以上は市内企業で公共建築物設計か橋梁設計もしくは道路設計の実施があり、構成員のいずれかは一級建築士事務所登録があること。また、建築関係で医療法に基づく施設(歯科医院除く)、道の駅施設、温浴施設の設計実績、土木関係で橋梁、公園の設計実施がある―など。
 2月上旬に書類選考して2月17日にプレゼンテーション・ヒアリングを行い、2月下旬に優先交渉者を決定する。3月上旬に契約を締結する予定だ。
 業務内容は、新橋の予備設計や測量業務、地質調査、観光関連施設、付属医療施設の基本設計の他、施設整備に必要な造成や道路、橋梁、電線地中化の設計、源泉から各施設への配管設計、建物外構を含む駐車場の設計などを行う。
 整備スケジュールは、1年目に建築の基本設計、関連する道路設計、橋梁設計、解体設計、2年目に用地取得、建築の実施設計、既存施設の解体工事、3年目に法面・造成工事、道路工事、橋梁工事、4〜5年目に建築工事などを行う。26年の完成を目指している。
 新施設は、既存の道の駅の南側に位置する香東川対岸の敷地約9600平方bに建設する。複合施設は2階建て延べ約2000平方bの規模で農産物直売や特産品販売コーナーを、医療施設は2階建て延べ約1300平方bの規模で内科や整形外科、リハビリテーション科などを配置。駐車場は150台分を確保する。
 本業務の履行内容が良好で予算が可決することを条件に、今後予定している建築関係、土木関係の各実施設計は随意契約する予定となっている。
提供:建通新聞社