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西日本建設新聞社
2021/01/12

【熊本】約33億投じ八代浄水場更新 上天草・宇城水道企業団

 上天草・宇城水道企業団は工事費約33億円を投じ、八代浄水場(八代市郡築一番町)の排水処理施設と凝集沈殿池施設を更新する。詳細設計を日水コン、地質調査を双葉工務店に委託しており、2022〜23年度に排水処理施設、24〜25年度に凝集沈殿池施設の工事を進めたい考えだ。
 宇土・宇城・上天草・天草の4市で構成する同企業団は、1998年に設立。上天草地域と宇城地域に水道用水を安定供給するため、県八代工業用水の未利用水に着目し、球磨川の水利使用許可を取得し供給している。計画給水人口10万7222人、一日最大取水量2万4364立方b、一日最大供給量2万1050立方b。
 2004年2月に供用開始した八代浄水場は、隣接する白島浄水場(八代工水)の設備を一部共同で運用。白島浄水場が築後40年以上経過し、老朽化していることに加え、18年度に実施した耐震診断で、八代浄水場の排水処理施設、凝集沈殿池の耐震性能不足が判明したことから、同施設を更新し、水道用水の更なる安定供給を目指す。
 対象施設は、▽排泥池(RC造2池、容量119立方b/池)▽濃縮槽(RC造2池、容量452立方b/池)▽脱水機棟(RC造3階建、脱水機面積94平方b・1基)▽フロック形成池(RC造1池、容量306立方b)▽沈澱池(RC造1池、容量647立方b、計画処理水量2万2700立方b/日)。

提供:西日本建設新聞社
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