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建通新聞社(静岡)
2021/01/13

【静岡】静岡県浜松市 マリンスポーツ施設設計プロポ公募

 浜松市は、「ビーチ・マリンスポーツ事業化計画」に基づき、遠州灘海浜公園江之島地区にビーチスポーツの国際・全国レベルの大会や合宿、強化トレーニングに使用できる施設を整備するため、基本設計の委託先を決めるプロポーザルの公募を開始した。1月22日まで参加意向申出書を受け付けている。1月22日まで質問書も受け付け、29日に回答。その後、1月29日から2月17日まで企画提案書を受け付け2月26日にヒアリングを実施して3月10日に事業者選定結果を通知する予定だ。
 プロポーザルには単体または共同企業体で参加。共同企業体の構成員は2者で、出資比率の最小限度基準は30%以上。2020、21年度の建築関係コンサルタント(建築一般)と土木関係コンサルタント(造園)の認定や05年4月1日以降に契約履行が完了した屋外スポーツ施設でのグラウンド・コート整備に関わる基本または実施設計の元請け受託実績などが参加条件。共同企業体では代表者、構成員それぞれに条件の中で満たす必要のある組み合わせがある。
業務内容は、設計業務計画書の作成で納期は22年1月31日。具体的には、土木・造園・ランドスケープ設計(造成、園路、植栽、舗装、案内サイン)と建築設計(管理棟、観客席、給排水・電気・機械設備)、地質調査、概算工事費の算出などを行う。敷地内には、センターコート1面(常設観客席約1700席、仮設時の観客席1500席)やサブコート2面、管理棟、イベント広場、駐車場などの施設整備を見込む。
 江之島地区では、市のビーチ・マリンスポーツ事業化計画に基づき、19年8月にビーチコートを開設。同計画の一環として、アーチェリー場西側に位置し風よけの役割を果たしていた江之島水泳場屋外プールを解体するため、風の影響が少ない場所に移設する。
 市は、浜名湖や遠州灘など豊かな水辺環境を生かし「ビーチ・マリンスポーツの聖地」を目指している。18年度に「ビーチ・マリンスポーツ事業化計画」を策定し、国内外から人を呼び込む方針を示している。

提供:建通新聞社
(2021/1/13)

建通新聞社 静岡支社