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建通新聞社(中部)
2021/01/18

【岐阜】多治見市笠原義務教育学校設置 秋以降に設計プロポ

 多治見市は、笠原小中学校を統合した義務教育学校の設置に向け新校舎を建設する。そのための基本設計を2021年度の秋以降にプロポーザル方式で委託する考えだ。実施設計は基本設計と一括で行うか別途委託するかを検討中。新たな義務教育学校は26年度4月の開校を目指している。
 今後3月議会で新校舎の建設に伴う総合計画基本計画事業変更の承認を受ける。7月に笠原幼保小中一貫教育研究会(水野豊会長)が基本構想として研究・調査結果を市に報告する見込みのため、これを受けて基本設計を委託する。
 教育委員会は20年12月時点で21年度予算に基本設計委託費などを含む整備関係費9052万円を要求している。
 順調に進めば22年度から2カ年で設計をまとめ、24年度に建設工事着手。26年度4月の開校を目指す。
 笠原幼保小中一貫教育研究会は市の教育委員会から委属・任命された委員で構成されている。笠原校区の幼保小中教育に関する義務教育学校の有用性などを研究・調査しており、20年12月には中間報告を行い、市に義務教育学校の設置を積極的に進めるよう伝えた。
 義務教育学校は、16年に制度化された新たな学校の在り方。小学校と中学校の教育課程9年間を一貫化した学校で、早期カリキュラムなどの実施や小学生時期での教科担任制の導入が可能となる。
 県内では羽島市立桑原学園と白川村立白川郷学園の2校が既に整備されている。

提供:建通新聞社