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建設新聞社
2021/01/22

【東北・福島】白河市が複合施設の基本計画案を公表

 福島県白河市は、市役所庁舎隣接地に保健センターや生涯学習センターなどの機能を持つ複合施設の新築を計画しており、20日付けで基本計画案を公表した。計画案では想定規模を3階建て、延べ5000平方b、本体工事費を概算で25億〜35億円とし、2021年度から設計、23年度後半の着工、25年度の完成を目指すスケジュールを明示している。
 計画地は白河市手代町22の1地内の5137・23平方b。ここは市民会館の解体跡地で、現在は暫定的に駐車場としている。市は、庁舎に隣接地するこの敷地について、有効的な利活用の検討を重ねる中で、「市民の幸福感(生き生き度)の向上」をコンセプトに複合施設の建設を立案し、19年度から基本計画に着手した。なお、基本計画策定支援業務は公募型プロポーザルで選定したオリエンタルコンサルタンツが担当している。
 主な機能別の想定面積は、保健センター900平方b、子育て支援センター・ファミリーサポートセンター400平方b、防災センター300平方b、生涯学習センター1000平方b、民間機能1100平方bなど。さらに、2階には本庁舎との連絡通路を設置予定で、本庁舎側開口部分の構造検討を必要としている。駐車場は、本庁舎側敷地に約150台分の立体駐車場を新設するなどして、平面も含め約300台分を確保する。
 概算事業費は、本体工事約25億〜35億円、連絡通路約8000万円、本庁舎接続部改修約6000万円、本庁舎側立体駐車場整備約5億円、土木工事費約3億7000万円。事業手法については、市の財政状況などを考慮し、公共直営、DB、PFIなどを比較検討した上で、より効果的なものを選定する。 
 計画案は市HPで縦覧可能で、市民などを対象としたパブリックコメントを2月19日まで実施している。

 提供:建設新聞社