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北陸工業新聞社
2021/01/22

【富山】銀行等貸出、容易傾向弱まる/第3四半期建設業景況調査/東日本保証富山/来期は受注、収益減に

 東日本建設業保証富山支店は、20年度第3回「建設業景況調査」をまとめた。
 四半期ごとに集計しているもの。調査企業は新川、富山、高岡、砺波の各地区から業種や完工高、資本金のバランスを踏まえ抽出。項目ごとに20年10月〜12月(第3四半期)の今期実績、1月〜3月の来期見通しを算出した。回答は63社。
 項目別のB・S・I値を見ると、「業況等」の地元建設業界の景気は今期、悪い傾向が弱まった。来期は一転、悪い傾向がかなり強まる見通し。
 今期の「受注総額」は減少傾向が弱まった。官公庁工事がマイナス9・0に対し、民間工事はマイナス21・5と民間の受注減が顕著な状況。来期の受注総額は減少傾向が相当強まる見込み。特に、官公庁で減少傾向が著しく強まる方向だ。
 「資金繰り」は今期、容易な傾向がやや弱まった。来期は、容易な傾向から厳しい傾向へ転じるもよう。
 今期の「金融」は、銀行等貸出傾向で容易傾向がかなり弱まった。短期借入金は増加が減少傾向に転じており、短期借入金利は下降傾向が弱まった。来期の貸出傾向は今期と同様の基調が続く見通しで、短期借入金は減少傾向が増加傾向に転じる見込み。
 「資材」関連は今期、資材の調達で困難な傾向がやや弱まり、資材価格は上昇傾向が若干弱まった。来期は、資材の調達で困難な傾向が強まる見込みで、資材価格も上昇傾向が強まるもよう。
 今期の「労務」は、建設労働者の確保で困難な傾向が続き、賃金は上昇傾向が弱まった。来期は労働者確保、賃金とも今期と同様の基調が続く見通し。
 「収益」は今期、減少傾向がやや弱まった。減少の理由では、『完成工事高の減少』が最も多い。来期の収益は、減少傾向が顕著に強まる見込み。
 今期の経営上の問題点は『人手不足』が依然トップ。以下、『従業員の高齢化』、『受注の減少』、『下請の確保難』の順。
 自社業況は今期、良いと悪いの回答が同数だったが、来期は一転、B・S・I値マイナス26・5と悪い傾向が相当強まる方向。

hokuriku