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日刊建設タイムズ社
2021/01/28

【千葉】激特の護岸工公告/県一宮川改修事務所/中流域左岸の約4・1q/来月8日まで参加受付

 県一宮川改修事務所は26日、二級河川一宮川の「河川激甚災害特別緊急工事(護岸工その1)」と「同工事(その2)」について、総合評価方式による一般競争入札を公告した。鶴枝川合流点から豊田川合流点までの約4・1qにおいて、左岸側の護岸法立てを実施する。工事は2〜3者による共同施工方式。工期は、その1が契約締結日の翌日から1240日間、その2が同1260日間。予定価格、最低制限価格は事後公表。公告は、いずれもWTOに基づく政府調達に関する協定の適用対象。
 入札参加資格審査申請および協定書の提出期間は27日から2月8日まで。資格確認結果を3月4日に通知し、同月8日から9日まで技術資料の提出を受け付け、同月29日に開札する。
 代表者の入札参加資格は、過去15年間に同工事と同種工事(高さ5mを超える護岸工事)を元請けとして施工した実績があること、など。構成員に必要な資格は、特定建設業の許可を受けてから3年以上の営業実績があり、土木一式工事に係る経営事項審査の総合評定値が971点以上など。
 詳細設計は、その1が中央コンサルタンツ(愛知県名古屋市西区那古町2―11―23)と八千代エンジニヤリング(東京都台東区浅草橋5―20―8)の2者、その2が大日本コンサルタント(東京都千代田区神田練塀町300)と中央コンサルタンツ、八千代エンジニヤリングの3者。設計は工区別に実施した。
 その1は、工事箇所が鶴枝川合流点から阿久川合流点までの延長2020m。工事内容は、擁壁護岸工1万2186u、矢板護岸工2026m。工法は現場打ちコンクリート。主要資材は生コンクリート約2万4000立方メートル、鋼矢板2251枚。
 その2は、工事箇所が阿久川の合流点から豊田川合流点までの延長2040m。工事内容は、擁壁護岸工1万2353u、矢板護岸工1051m。工法は現場打ちコンクリート。主要資材は生コンクリート約2万3000立方メートル、鋼矢板2280枚。
 同川流域では、2019年10月の豪雨により大規模な浸水被害が発生した。このため、国の河川激甚災害特別緊急事業の採択を受けて、河道拡幅や護岸法立てなどを実施する。河川激甚災害特別緊急事業は20年1月30日に採択を受けた。事業期間は24年度まで。
 県では、一宮川中流域での護岸法立て工事を実施するため、20年12月の補正予算で限度額70億円の債務負担行為を設定した。左岸側の護岸工のほか、右岸側で堤防のかさ上げなどを実施する。k_times_comをフォローしましょう
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