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滋賀産業新聞
2021/01/29

【滋賀】米原市 山東庁舎の支所化改修

 米原市は、JR米原駅前で進める統合新庁舎の今年5月の完成後、「米原市役所山東支所」となる設置条例を去る12月に可決した現・山東庁舎について、部局の再配置に備え21年度(令和3年度)なるべく早期に改修工事を発注し、同年12月中の施工完了を目指したい考えだ。
 地域における拠点機能を持つ既存施設として再活用される現・山東庁舎(米原市長岡1206)は、旧山東町が整備し8280平方bの敷地内に▼庁舎1棟(昭和61年築)および別館1棟(昭和59年築)=合わせてRC造3階建、延4380平方b、▼倉庫棟2棟=2階建、▼車庫3棟、▼駐輪場棟1棟―等を備える。
 改修内容は、庁舎が耐震基準を満たしており耐震化工事は行わないが、老朽化が進んでいるため庁舎外部について屋根や外壁の補修や防水化、庁舎内部において全体的な修繕、間仕切り改装などを行う見通し。改修に係る設計は、湖北設計(米原市)に委託し今年度中の完了をメドに進めている。
 合併による分庁舎方式から新庁舎整備と米原・近江・山東・伊吹の各分庁舎の今後の方向性を示した15年(平成27年)策定の「米原市庁舎等整備基本構想」によると、新庁舎の供用開始後は市民自治センターとして地域課題の解決のための地域振興業務、行政サービスを提供する総合窓口業務を山東、伊吹、近江地域に再整備すると共に、耐震性能を有している現・山東庁舎を「山東支所」として、山東・伊吹地域を区域とした事務を掌る組織を配置するとしている。

提供:滋賀産業新聞