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建通新聞社四国
2021/01/29

【高知】県 牧野新研究棟、7月にも着工 

 高知県は、牧野植物園磨き上げ整備事業として進める新研究棟建築工事について、早ければ7月の着工に向けて一般競争入札を公告する。現在の資源植物研究センターを解体し、跡地に建築する新研究棟は1〜2階が鉄筋コンクリート造、3階が木造の混構造で延べ約1600平方bの規模で、約10億円の工事費を見込んでいる。
 新研究棟の1階は、吹き抜けロビーのエントランスとし、プロジェクションマッピングなどで分かりやすく研究活動を紹介。廊下から見学できるキッズ・ラボや化学実験室、生物学実験室を設置する。2階には、研究員室やセミナー室、栽培実験室などを配置。3階には総ガラス張りで約60席分のレストランやショップ、植物園への新しい出入り口を設置する。
 現地では、敷地造成や樹木移植工事が現在進められており、4月には既設の資源植物研究センター(鉄筋コンクリート造3階建て延べ678平方b)の解体に着手、7月ごろまで進めた後、敷地北側の擁壁工、地盤改良工を経て建築本体工に取り掛かる。現時点では22年秋のオープンを予定している。
 22年夏からは、南園復旧・再整備工事に着手。竹林寺書院前と植物園の間にある狭あい道路の拡幅、第1駐車場と南園をショートカットするための歩道整備、「こんこん山広場」への歩道拡張、新しい広場エリアの建設、バックヤードの一部高台移転を進め、24年3月のグランドオープンを目指す。
提供:建通新聞社