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建通新聞社(中部)
2021/02/04

【岐阜】瑞浪市の水道ビジョン事業案 15年間で事業費約62憶

 瑞浪市は、水道施設の効率化や持続的な水道サービスの確保を目的とした「水道事業ビジョン案」をまとめた。計画期間は2021年度〜35年度まで。稲津配水池と稲津送水ポンプ場を廃止して稲津配水区を山田配水区に統合する他、配水池やポンプ場などの基幹施設で耐震診断を実施、必要に応じて耐震化することなどを示した。計画期間の15年間で約62億円の事業費を見込んでいる。
 同案では、基本理念に持続、安全、強靱(きょうじん)を掲げており、老朽施設の適切な更新や合理的な再編統合の推進、基幹施設の耐震化などを具体目標としている。
 再編統合では老朽化の進んでいる稲津配水池と稲津送水ポンプ場を廃止して稲津配水区を山田配水区と統合する。統合は32年度から2カ年で行い統合に伴う連絡管の整備を予定している。
 また基幹施設の耐震化では、配水池やポンプ場で耐震診断が未実施の9施設について耐震診断を行う。必要に応じて27年度からの3カ年で耐震化する考えだ。
 医療機関や避難所につながる重用給水施設管路は21年度〜35年度までを前期、中期、後期に分け、優先度の高い箇所から適宜更新を進めることとている。前期は明世・市原地区、中期は明世(日吉)地区、後期は稲津・明世(土岐)・釜戸地区の整備を予定している。
 その他給水車やポリ容器などの災害用資機材の整備・拡充なども行う予定だ。

提供:建通新聞社