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建通新聞社(中部)
2021/02/04

【愛知】愛知県 21年度ジブリP関連整備に57億

 愛知県都市整備局は2月3日、ジブリパーク開業に向けた愛・地球博記念公園での関連施設の整備概要と整備イメージをまとめ、公表した。北エントランス部分はECI方式(事業協力者=鹿島グループ)、同所以外は従来型での工事契約を予定。契約時期はいずれも2021年度上半期を見込んでいる。工事費は21年度当初予算案に約57億円(別に債務負担48億円)を盛り込むとしている。
 北エントランスは、ジブリパークと調和した景観、公園の表玄関にふさわしい再整備を計画。建築施設では総合案内センターの整備、土木施設ではメインエントランス、北駐車場の改修などを行う。総合案内センターは総合案内所、休憩所、飲食・物販などの4棟で構成する。4棟は全て鉄骨造平屋で、総延べ床面積は1670平方b。設計は伊藤建築設計事務所(名古屋市中区)が担当。
 土木施設の設計は、玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)が担当。設計範囲は、北口周辺のエントランスエリア、北駐車場、園路など。計画ではホスピタリティ機能を備えたメインエントランスに改修する他、北駐車場の出入り口を移設、林床花園入り口からエレベーター棟までの園路や広場を改修する。
 また、北駐車場の改修と別に、来園者の増加に対応するため、公園北側(約400台)と東側(約550台)に新たに駐車場を整備する。新設工事は従来型で発注する予定。北側については、企業庁が発注業務を担当。東側は都市整備局が発注する。
 北エントランス以外では、来園者が楽しく快適に滞在できるよう、公園西口で案内所・休憩所を建て替える他、ジブリの大倉庫エリア付近での休憩所新設、ジブリパークの各エリアをつなぐ園路改修を行う。
 西口案内所・休憩所は鉄骨造平屋約780平方b。大倉庫エリア付近の休憩所は同造平屋240平方b。園路はもののけの里エリア入口〜西口間が延長670b、幅員12b(設計者=中央コンサルタンツ)、西口〜どんどこ森エリア間が延長580b、幅員6b(エイト日本技術開発)となっている。
 愛・地球博記念公園は長久手市にある県営都市公園。園内での22年秋のジブリパーク開業を機に、メインエントランスとなる公園北口周辺、総合案内センターなどの整備を行い、公園の一層の魅力向上を図る。

提供:建通新聞社