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北陸工業新聞社
2021/02/09

【石川】新年度、測量調査へ/津幡駅東口整備事業で/町、予算化を準備

 津幡町は、IRいしかわ鉄道津幡駅の東口整備事業について、21年度に測量や地質調査などに着手する方向で予算化へ向けた準備を進めている。新年度は国からの交付金を財源に充てるため、駅周辺地区の都市再生整備計画も併せて策定する予定だ。
 津幡駅の東口整備は、石川高専に通う学生や地域住民らの交通利便性の向上などを目的に計画している。15年度に基礎調査に取り掛かり、その後、基本構想や基本計画を策定し、事業手法の検討を行った。18年には町議や地元区長らで構成する促進期成同盟会を設立し、関係機関への要望活動を展開している。今年度はIRいしかわ鉄道との協議や、都市再生整備計画の素案づくりを進めている。
 東口は、線路で分断されている東西地域を結ぶ自由通路(跨線橋)を設置することで開設し、駅前広場も整備する。津幡駅周辺は、現在策定中の町都市計画マスタープランの中で南部地域の「にぎわい・交流等機能開発拠点」に位置付けられており、石川高専との連携を通じた研究型企業の立地誘導や、公共交通の充実などが期待されている。25年度の全体完成を目指す。
 町は東口整備に伴い、旭山工業団地へのアクセス道路の建設も計画している。
 関係機関との協議資料作成はジェイアール西日本コンサルタンツ、都市再生整備計画素案づくりはナチュラルコンサルタントがそれぞれ担当。

hokuriku