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新建新聞社
2021/02/10

【長野】岡谷市 21年度当初の一般会計198億余、2.1%減

道水路補修やサイクリングロード整備など
 岡谷市は、2021年度当初予算案を2月8日の記者会見で発表。一般会計は198億1000万円で前年度比2.1%の減となった。
 土木関連は、道水路維持補修事業に4億4050万円、道水路新設改良事業に2億0400万円、諏訪湖周サイクリングロード整備事業に1億1810万円、橋梁維持補修事業に1億0159万円、仮称・諏訪湖スマートIC整備事業4907万円―など。
 建築関連は、中央町駐車場屋上防水工事5260万円、市営住宅大規模修繕等事業4214万円、庁舎電気工作物改修工事2250万円、市民プール大規模改修設計委託746万円―など。岡谷東部中学校の長寿命化大規模改修工事は、国の第3次補正予算を踏まえ、前倒して補正計上されたため、21年度当初予算には目立ったハード事業は計上されなかった。
 特別会計関連は、水道施設再構築事業10億9150万円、下水道総合地震対策事業1億1000万円、水道施設耐震化事業6800万円―など。
 予算規模は、一般会計が198億1000万円(前年度比4億2000万・2.1%減)、特別会計が58億2310万円(同7010万・1.2%増)、企業会計が129億8837万円(同2億2522万・1.7%減)。予算額は減額となっているが、当初予算で計上を見込んでいたハード事業が補正予算で前倒しとなったためで、実質的な規模は20年度と同規模となる見通し。
 普通建設事業費は、16億8952万円(前年度比5億7093万円・25.3%減)。内訳は、単独事業費が10億5004万円(同5億2952万円・33.5%減)、補助事業費が6億2108万円(同4135万円・6.2%減)、その他が1840万円。減額要因は、新西堀保育園の建設や観音橋架け替え、学校跡地保全対策事業の完了によるもの。

第21号補正に12億3700万余追加
東部中改修、防災倉庫建設など
 20年度一般会計補正予算案(第19・20・21号)のうち、第21号予算には、歳入歳出それぞれ12億3710万円を追加した。
 主な歳出は、岡谷東部中学校の管理教室棟長寿命化大規模改修工事に7億1740万円、災害対策事業費として国土強靭化地域計画策定業務委託に660万円、防災倉庫建設工事に3660万円、高架下公園撤去工事に2650万円―など。なお、第19号・20号補正では、建設関連の予算は計上されなかった。
 同補正予算案は2月16日の市議会に上程する。

提供:新建新聞社