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建通新聞社
2021/02/12

【大阪】大阪府 あいりん労福C設計プロポを3月

 大阪府は、大阪市西成区にある「あいりん労働福祉センター」の改築計画で、基本設計の公募型プロポーザルを2021年度早期発注案件として3月に公示する予定だ。委託期間は10カ月間。新施設は延べ床面積9000平方b程度を想定。順調に進めば、23年度に工事着手、24年度の完成を目指す。
 計画では、大阪市営萩之茶屋第1住宅と同第2住宅、社会医療センターを萩之茶屋小学校跡地に移転新築。完成後に現あいりん総合センターと隣接する萩之茶屋第2住宅を解体し、跡地に「あいりん労働公共職業安定所」「西成労働福祉センター」の機能を整備する他、駅前活性化用地として活用する。
 新施設の規模は延べ床面積9000平方bを想定。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造、または鉄筋コンクリート造を予定している。建設地は大阪市西成区萩之茶屋1丁目。
 基本計画の策定業務は汎設計(大阪市中央区)が担当している。
 府の労働福祉センターが入っていたあいりん総合センターは、他に国のあいりん労働公共職業安定所、大阪市の社会医療センター、市営萩之茶屋第1住宅が入る複合施設だった。建築後約50年が経過していることや、一部耐震基準を満たしていないため、建て替えなどによる耐震化を検討してきた。
提供:建通新聞社