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北陸工業新聞社
2021/02/16

【石川】羽咋郡市広域組合/DBO方式採用へ/新ごみ処理施設建設で/新年度予算案に計画や支援など

 羽咋郡市広域圏事務組合は21年度、羽咋市滝谷町にあるリサイクルセンター敷地で建設を予定する新ごみ処理施設について、DBO(設計・建設・運営)方式を採用し、整備事業者を選定するための準備を本格化させる。新年度当初予算案に施設整備基本計画策定や発注・契約支援業務などの関連事業費4959万4000円を盛り込んだ。
 当初予算案には、測量・地質調査や生活環境影響調査、先進地視察などの経費も配分。環境影響調査と発注・契約支援の業務については、債務負担行為を設定し、2カ年で取り組む。新年度は地元説明も進める。
 同組合は現在、リサイクルセンター(03年3月竣工)で固形燃料(RDF)化するごみ燃料化施設を運営している。石川北部RDFセンター(志賀町)が22年度末で事業終了することから、同センター敷地内に新たな処理施設を整備する。造成を含め22年度後半の工事着手、25年10月の稼働開始を目指す。
 今年度は基本計画の見直しや、環境省への交付金申請などに必要となる循環型社会形成推進地域計画の策定を、中部設計に委託した。
 河北郡以北の新たなごみ処理施設をめぐっては、河北郡市広域事務組合、七尾市、輪島市穴水町環境衛生施設組合、奥能登クリーン組合が整備事業者の選定をすでに終えている。

hokuriku