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滋賀産業新聞
2021/02/17

【滋賀】近江八幡市 安土町総合支所の耐震改修

 近江八幡市は、老朽化が著しい安土町総合支所の耐震改修事業を計画しており、新年度当初予算案に1億7432万円の事業費を計上、予算が認められ次第、発注準備へと進め早ければ5月頃に工事発注を行い、22年6月頃の完成を目指していく。
 発注方式は、一般競争入札を有力視している。業者選定後、6月市議会において承認を求め、着工へと進めていく考えだ。
 主な工事内容は、1階についてはカーテンウォールで柱・梁が外部に晒されていないことから、鉄板や炭素繊維を巻き付ける等、靭性型の補強方法が適しているとの考えからSRF工法を採用し、建物全体は基本ブレース工法で強度化することからそれぞれの工法を混在させていく見通し。その他、防災拠点施設として安全に資する各種工事を実施する。
 設計は、水原建築設計事務所(彦根市)が担当。
 安土町小中地先の敷地9392平方bにある同支所の規模は、RC造3階建、延3058平方bで、80年(昭和55年)に建設し老朽化が著しく、過年度に行った耐震診断において補強が必要との結果から、今回補強工事を行うこととした。
 同事業は24年度中の完成を目指している新庁舎整備と関連性が高く、市は庁舎整備基本計画概要報告の際、同施設は耐震化を図った後、戸籍ほか市民生活に密接な窓口業務を行っていくことや公文書館・書庫等の活用を探っていくと示した。

提供:滋賀産業新聞