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建設経済新聞社
2021/02/17

【京都】三条大橋の補修・修景計画 令和3年度予算に工事費債務負担等

 京都市は、中京区の三条大橋の木製高欄の更新など補修・修景に向け、令和3年度も継続して設計を進める。
 東海道五十三次の西の起点である三条大橋(中京区中島町)は、創建当時の様子を示す銘文が刻まれた擬宝珠が残るなど日本の代表的な橋。室町時代の造営とされ、天正18年(1590)年に豊臣秀吉が大改修を行い現在の形となった。
 現在の橋は、昭和25年(1950年)に改築したもので、その後、昭和49年(1974年)に木製高欄を更新したが、腐食した高欄に苔が発生したり、ひび割れが発生するなど老朽化が進行している。
 現在の形を継承した木製高欄とするため、高欄、桁隠しなど木製部材の取替え及び歩道舗装の更新等を行う考え。
 建設局は令和2年度に工事に向けた設計に着手した。三条大橋補修設計業務委託について、公募型プロポーザルで内外エンジニアリング(京都市南区)に決定。履行期間は令和4年3月15日まで。なお令和3年1月〜2月に橋梁調査を同社で進めた。
 令和3年度当初予算には、三条大橋の補修・修景に1億円を計上するとともに、三条大橋補修工事費として限度額2億5000万円の債務負担行為を設定(期間は令和4年度〜5年度)。補修・修景には、ふるさと納税等による寄付金を一部充てる。
 令和5年度末までに工事を完成させる予定。