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建通新聞社(中部)
2021/02/17

【岐阜】各務原市の2021年度当初予算案 一般会計に530億

 各務原市は、2021年度当初案を公表した。一般会計は対前年度当初比2・7%減の530億7000万円。新特別支援学校整備や新総合体育館基本計画策定に予算を付けた一方、新庁舎建設事業費の減少などが要因となり20年度当初予算から減少した。普通建設事業費は同比14・8%減の85億6710万円で新庁舎の建設に30億7912万円を充て、21年度に高層棟の完成、22年度に全面完成を予定している。
 会計別に見ると特別会計が同0・2%減の295億1624万円、企業会計は同1・8%減の99億2636万円。このうち水道事業は42億1039万円、下水道事業は57億1597万円となる。
 建設関連の主な事業では、新特別支援学校整備に9702万円を付け建築や造成の設計、土地の取得に着手する。急傾斜崩壊対策に1億2433万円を付け尾崎西1地区の工事を実施する。また主要幹線道路整備に10億7683万円を充て市道の改良や防護柵の設置を行う。
 新総合体育館整備基本計画策定に889万円を充てる。蘇原駅周辺地区都市再整備に2090万円を付けJR蘇原駅の駐輪場や乗降場を整備する。また市営住宅耐震補強事業に3億2149万円を付け旭ケ丘住宅A棟などを耐震補強する。
 マンホールトイレ整備には1937万円、校舎給水管更新に2億1206万円を付け小中学校の給水管を更新する。配水管整備に14億7000万円を充て、延長1万0600bで水道管路の耐震化を図る。汚水管渠布設に7億7799万円を充て下水道普及のため汚水管渠の敷設工事を行う。
 その他に市斎場施設整備に1億3496万円を付け屋上防水や外壁を改修する。橋梁長寿命化に1億1350万円、都市公園整備に8705万円、中央図書館改修整備に2億1163万円を付けて空調設備の改修やバリアフリー化工事を行う。

提供:建通新聞社