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建通新聞社
2021/02/19

【大阪】大阪府21年度予算案 建設事業1666億

大阪府は、2021年度当初予算案を発表した。大阪モノレール延伸事業では、支柱建設工事や新築駅舎の詳細設計などを進める。なにわ筋線整備では、西本町駅などの工事に現地着手する。この他、八尾警察署などの移転改築に向けた基本設計などに着手する予定だ。一般会計の建設事業費は1666億円で、対前年度当初比1・6%(27億円)の減となった。
 大阪モノレールの延伸事業では、関連事業費として47億円を計上。門真市駅〜瓜生堂駅(仮称)延長約9`の延伸事業などを実施する。21年度は支柱建設工事、駅舎(門真南、鴻池新田、荒本)の詳細設計、地下埋設物移設などを進める予定だ。
 なにわ筋線は、うめきた2期事業で建設中の新駅「北梅田駅」(仮称)〜JR難波駅付近までの約7`を地下トンネルで結ぶ計画。21年度当初予算案には、関西高速鉄道への出資金として17億8000万円を計上。西本町駅などの工事に現地着手する他、用地買収を推進する。
 地震・津波対策としては、三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門)の更新事業費として8000万円を計上。21年度は木津川水門の詳細検討を継続する他、安治川水門の調査・検討に着手する。
 また、大阪・関西万博の開催に向けては、会場建設費補助金として10億3466万円、夢洲追加埋め立て費として14億3350万円をそれぞれ計上。この他、地元パビリオン出展に向け、具体的な展示内容を盛り込んだ出展基本計画の策定と、地元パビリオン建設の基本設計などに着手する。予算計上額は2億4607万円。
 この他、警察署の建て替え整備では、49億7620万円を予算計上。八尾、和泉、貝塚警察署の移転改築に向けた基本設計、高槻警察署では基本計画を策定する。
 当初予算案の総額は過去最大の6兆3591億円で、対前年度当初比12・6%の増。会計別の内訳は、一般会計3兆5086億円(対前年度当初比33・1%増)、特別会計2兆8505億円(同5・3%減)。

提供:建通新聞社