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建設経済新聞社
2021/02/22

【京都】JR綾部駅北複合施設に設計費 新図書館など約2400u規模

 綾部市は、新図書館や地域交流センター、地域子育て支援拠点から成る複合施設をJR綾部駅北側に建設する。令和4年度の建築着工を見据え、3年度は設計に着手する。
 同市は、現在の綾部市図書館(綾部市新宮町91)が手狭で施設が老朽化していることから、新たな図書館整備検討委員会を設置し、新図書館の整備を検討。また多くの人が集い交流する施設の整備が課題としてあり、雨天時に子どもが遊べる場所や子育て世帯の交流場所の確保について市民の声が寄せられていた。これらの課題解決に向け駅北複合施設整備のプロジェクトチームを立ち上げ検討を進めてきた。
 駅北複合施設は、綾部駅北側の北部産業創造センターの隣接地に建設する。規模は2階建で全体面積は約2400u。このうち半分の約1200uを新図書館、約800uを地域交流センター、約400uを地域子育て支援拠点施設に配分する。構造は実施設計の中で決める。
 新図書館は、市民の学びや交流を促進するため、新たな図書館整備検討委の報告を踏まえ、内容を固めた。新図書館整備により施設機能や資料の充実及び生涯学習を推進する。コンベンション機能を持つ地域交流センターは、綾部駅からのアクセスの良さを生かし、大規模な総会、講演会、交流会などを実施する場を設け、企業や各種団体等の活動を促進する。地域子育て支援拠点施設は、雨天時の子どもの遊び場や子育て親子の交流の場を提供し、子育て環境の充実を図る。
 令和3年度当初予算案には新図書館整備事業費1659万2000円、地域交流センター整備事業費1106万2000円、地域子育て支援拠点施設整備事業553万1000円を新規計上し、全体で3318万5000円を計上。内訳は役務費(確認申請)60万5000円、委託料(設計業務)3258万円。
 令和3年度の設計を経て、4年度に工事を行い、5年秋の供用開始予定。