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建設新聞社
2021/02/26

【東北・青森】24年度の完成目指す/青森駅東口駅舎跡地に複合ビル

 JR東日本は、現青森駅東口の駅舎解体跡地に駅ビルの新築を計画しており、同社と青森市、青森県、青森商工会議所の4者で25日に会見を開き、事業概要について公表した。
 これまで4者は、2018年に「青森駅周辺のまちづくりに関する連携協定」を締結し、「AOMORI CONNECTION」のロゴ策定やイベント連携など、同駅周辺について検討・実施を重ねてきた。今回、4者連携による魅力あるまちづくりの実現に向け、JR東日本が自由通路整備後の東口駅舎跡地を活用し駅ビルの開発を推進、青森市および県においても、施設整備に向けて取り組むこととしたもの。
 計画では、JR東日本が事業主体となり、青森市柳町1丁目地内にある東口駅舎解体跡地に、S造10階建て延べ約1万7800平方bの駅ビルを建設。1〜3階は、JR東日本青森商業開発が担当する商業施設とするほか、東西の自由通路を内部に設け、新駅舎への移動を可能にする。4階は市が市民美術展示館の移設を担当し、県が縄文遺跡群に関する情報発信拠点の整備を担当する。また、4階のホテルフロントと6〜9階は城ヶ倉観光(青森市新城平岡258の9 宮本健四郎代表取締役)がホテル(145室)を運営、10階は一般社団法人・慈恵会(青森市安田近野145の12 丹野智宙理事長)が健康増進施設を設ける予定だ。5階は機械室フロアとなっている。
 今後、市が事業主体となり、4月から現駅舎解体を進め、21年度末に同施設の着工、24年度の完成を目指す。
 なお、事業費については、現在、施工者未定のため非公表としている。駅ビル・ホテル躯体外装・ショッピングセンター部分の基本・実施設計はJR東日本建築設計が担当している。

 提供:建設新聞社