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日刊建設工業新聞
2021/03/03

【鳥取】県と米子市の新体育館/統合整備に「賛成」約6割/4月内に基本計画策定

 県と米子市が共同整備する新体育館の基本計画案について、県と同市は県民に意見公募(パブリックコメント)した結果を2日までにまとめた。統合整備については「賛成」が約6割を占め、規模では現在想定する1万0500平方bを望ましいとする回答が約3割あり、最も多かった。県と市は4月中に基本計画を策定する。
 計画では県立米子産業体育館と米子市民体育館、米子市営武道館を統廃合し、東山公園内に新体育館を建設する。想定施設はメインアリーナ2750平方b、サブアリーナ1360平方b、武道館800平方bなどで構成。整備にあたってはPPP/PFI手法の導入を検討する。
 概算事業費は新体育館整備が60億円、市民体育館の解体費に4億円を見積もっており、別途に維持管理費が加わる。
 県と市は2月5日〜同22日までパブコメを実施。延べ48件の意見が集まり、電子アンケートに438人が回答を寄せた。
 主な意見は規模1万平方bを超える体育館は必要ないと指摘する声や、周辺道路に安全性を求める要望もあった。
 3施設を統廃合し県と市が共同整備することに対しては「賛成」59・8%、「反対」4・6%。新体育館の規模で望ましいのは、「現在想定する規模1万0500平方b」33・1%、「8000〜9000平方b」23・5%、「わからない」24・9%だった。
 今後、県と市は4月内に基本計画を策定し、7月からPFI手法の導入可能性調査を実施。22年度に実施方針を固めて、23年度に事業者を公募して建設着手。26年度に供用開始させる。

日刊建設工業新聞