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北陸工業新聞社
2021/03/03

【富山】新年度に検討委設置/砺波市庁舎整備事業/議会が現在地建替を提言

 砺波市は、21年度当初予算案に市庁舎整備検討事業として事業費40万8000円を計上した。市民を交えた検討委員会を立ち上げて方向性をまとめ、22年度からの総合計画後期計画に位置付ける考えだ。
 市庁舎整備をめぐっては、市議会と市議会公共施設対策特別委員会が、庁舎整備について現在地(栄町)での建て替えが望ましいとする提言書を1日、市に提出している。建設費用や利便性を考慮した場合、現在地での建設を前提に検討を進めるよう求めた。現庁舎の耐震化は追加工事の可能性があり、移転新築は敷地購入のコストが問題と指摘する。
 市庁舎の主な建物は、本館と4棟の別館。本館は64年の建設で、施設規模がRC造3階建て延べ3848平方メートル。別館は1号別館が73年建設で、RC造2階建て延べ640平方メートル、2号別館が76年建設でRC造2階建て延べ619平方メートル、東別館が91年建設でS造2階建て延べ1336平方メートル、電算棟が94年建設でS造3階建て延べ924平方メートルの規模。一部を除いて耐震基準を満たしていない。雨漏りなどもあり、老朽化が著しい。なお、市庁舎整備に向けては基金積立金が設けられている。

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