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建通新聞社
2021/03/05

【大阪】万博協会 パビリオン基本設計などを公告

 2025年日本国際博覧会協会(万博協会)は、大阪・関西万博の会場全体ランドスケープとパビリオンの基本設計業務を委託するため、公募型プロポーザルを公示した。参加申請書を3月17日、技術提案書を4月7日まで受け付け、4月中旬のヒアリング審査を経て委託先を決定する予定だ。会場整備に向けた動きがいよいよ本格化する。
 同協会では、昨年12月に施設整備計画や整備スケジュールを示した「万博基本計画」を公表した。今回の業務では、同基本計画を基に、会場全体のランドスケープ設計やパビリオン施設などの基本設計を行う。プロポーザルには単独または共同企業体で参加。対象面積15f以上の設計などの実績要件を求める。
 ランドスケープ設計の対象面積は、全体敷地面積155fのうち、パビリオンワールド29・4f、グリーンワールド12・8f、ウォーターワールド5・3fの計47・5f。展示場、営業施設、管理施設、供給処理施設、迎賓館など各施設設計者から情報を集約・統合し、ユニバーサルデザインや安全に配慮した動線計画、暑熱対策などについて計画を作成する。
 パビリオンの設計では▽公式参加国パビリオン(11棟、総延べ床面積1万1700平方b)▽国際機関パビリオン(4棟、総延べ床面積4800平方b)▽タイプCパビリオン(4棟、総延べ床面積1万1400平方b)―の基本設計を担当する。建設コストやスケジュールの検討の他、仮設建築物を前提とした工法の提案などを求める。
 業務の委託期間は22年3月11日までだが、実施設計の発注に必要な資料は21年12月末に提出を求める。委託上限額は2億6700万3000円(税込み)。

提供:建通新聞社