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建通新聞社
2021/03/09

【大阪】大阪府 高槻署改築へ条件検討業務を4月

 大阪府は、高槻警察署庁舎の移転改築事業で、新築計画条件検討業務の一般競争入札を4月に公告する予定だ。委託期間は7カ月間を想定しており、予算措置などが順調に進めば、2022〜23年度に基本・実施設計、24〜26年度に新築工事を行い、27年度に現庁舎の解体工事を実施するスケジュールを組む。
 移転先として想定する三島救命救急センターは、22年度に大阪医科大学へ機能移転する予定だ。既存建物を解体し、跡地に新庁舎を建設する。新築規模は設計段階で検討するが、現庁舎よりも大幅に拡大する方針だ。
 三島救命救急センターの既存規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3509平方b。所在地は高槻市南芥川町11ノ1で、芥川公園に隣接している。敷地面積は2414平方b。
 現在の高槻警察署は、高槻市野見町2ノ4に所在。1972年の建設で老朽化、狭あい化が著しく進んでいる。また、エレベーターが設置されていないなどバリアフリーへの未対応、駐車場不足などが課題となっており、改築の必要性が指摘されていた。
 既存庁舎は本館と別館の2棟で構成しており、規模は鉄筋コンクリート造3〜5階建て(塔屋付き)延べ約3500平方b。新庁舎完成後の2027年度に解体撤去し、跡地の活用方法については今後検討する。
 府では、警察署庁舎の改築事業を順次進めており、21年度は高槻警察署新築計画条件検討の他、八尾・和泉・貝塚署の改築に向けた基本・実施設計の外注を予定している。

提供:建通新聞社