トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2021/03/12

【東北・青森】藤本建設JVに決定/青森市中新町山手地区の市街地再開発

 青森市の中新町山手地区における第一種市街地再開発事業の実施を目指している中新町山手地区市街地再開発組合(青森市新町2の5の5 野澤正樹理事長)は、1棟目となる「中新町山手地区第一種市街地再開発事業施設建築物(センター棟)新築工事」についての施工者選定へ9日、条件付き一般競争入札を行った結果、1落の28億2900万円で藤本建設・阿部重組・丸喜斉藤組JVに決定した。
 入札には同JVのほか2JVが参加した。予定価格は非公表。
 この事業は、建設資材などを取り扱う角弘の本社などがある青森市新町2丁目地内における再開発として計画しているもので、ホテルと商業施設で構成する「ウエスト棟」と、共同住宅となる「センター棟」を整備する。施行面積は約0・5f。
 計画では、センター棟がRC造18階建て、延べ1万0651・34平方bで1、2階の一部に店舗、2階の一部から18階に2〜4LDKの住戸数約80戸のマンションを設置。ウエスト棟がS造13階建て、延べ約1万1400平方bで1階に店舗、2階と3階に事務所、4階から13階にホテルドーミーイン(約190室)を設置する。いずれの施設にも約80台収容の立体駐車場を併設する。
 今後、センター棟については3月に契約を締結し着工、2023年6月末の完成を予定しているほか、残るウエスト棟についても4月上旬に施工者選定へ公告し、22年夏頃の完成を目指す。オープン時期は未定としている。
 なお、実施設計はアール・アイ・エーが担当。事業協力者は、ウエスト棟は共立メンテナンス、センター棟は大和ハウス工業、総事業費は85億円を試算している。

 提供:建設新聞社