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北陸工業新聞社
2021/03/12

【石川】日本海コンサルに/安宅新区画整理実施設計など/小松市

 小松市は11日、安宅新町外1町地内「市安宅新地区土地区画整理事業実施設計業務」、「同換地設計業務」の2件を開札した。
▽実施設計業務
落札=4030万円
日本海コンサルタント
▽換地設計業務
落札=3880万円
日本海コンサルタント
 同土地区画整理事業の対象面積は、国有地と民有地が点在する区域約32・2ヘクタール。今回の委託内容は実施設計(整地23・3ヘクタール、道路詳細設計1260メートル、調整池1・21ヘクタール、緑地、防火水槽、CIM設計)、測量、土質測量、換地設計一式など。委託期間は7月30日まで。予定価格は実施設計が4297万円、換地設計が4097万円。
 新たな産業団地の整備に向け、小松空港北西側隣接地で土地区画整理事業を行う。対象エリアで新産業ゾーンの形成を図る一方、同地区における朝夕の慢性的な渋滞や企業立地に伴う交通量の増加を見据え、都市計画道路を拡充整備する。
 道路整備の計画では、現行の空港軽海線を同事業施行区域の中央部を通る形で延伸し、木曽街道線も線形を変更。ともに2〜3車線区間を4車線(幅員22メートル)に拡大する。4車線への変更区間は空港軽海線が1350メートル、木曽街道線が1370メートル。施行区域内では、街区公園や区画道路(同9メートル)も適正に配置する計画だ。
 同事業については、土地開発公社による民有地の取得が概ね完了。今後の予定では、実施設計を経て21年度から2カ年かけて造成工事を実施する。換地処理などを行い、幹線道路の整備が完了する23年春以降に供用する見通しだ。
 安宅新地区は小松空港をはじめ、北陸自動車道小松インターチェンジ(IC)や安宅スマートIC、JR小松駅に近く、空路・鉄路・道路の優れた交通アクセス力が強みとなる。将来的に物流など臨空関連の企業誘致やコンベンション機能の整備を図りたい考えだ。

hokuriku