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日刊建設工業新聞
2021/03/16

【鳥取】21・22年度建設工事/県内有資格者858社を認定/7工種の新格付け決定

 県土整備部は15日、2021・22年度建設工事入札参加資格者を認定した。県内業者は858社で、「土木一般」「建築一般」など7工種を格付け。格付け外工種は34工種の有資格者を決めた。(=9面参照)
 きょう16日以降に認定通知する。
 土木一般A級(定数100)は桜宮、尾崎工務店、船本建設、加登脇建設、ヘイセイの5社が昇格。佐々木組など3社が降格した。前回19年度当初に比べて、管内別に鳥取2増の34社、八頭は2減だが20年度中途に降格しており現状通り12社。中部は2増の18社、米子と日野はそれぞれ1減の各28社と8社。総合点数の足切りラインはA級1130点、B級950点とした。
 建築一般A級(定数35)はアオキ建設が昇級。管内別では鳥取1減の11社、中部1増の11社、八頭と米子はこれまで通り各1社と12社。
 また、電気工事A級は村山電気工事、ダイコー電機、キハラ電気工事が昇格。鳥取と中部管内でそれぞれ1社降格した。管工事A級は鳥取管内1社が降格し、アスファルトA級は岡田建設が昇級。造園工事A級はグリーン企画浜本が昇格した。
 資格有効期間は4月1日から23年3月31日まで2年間。

 生産指標上限を決定
  土木A級など増額

 新格付けに合わせて同部は、21年度の総合評価に使用する工種、格付けごとの生産指標額(県工事受注額)の上限額と企業経営(P点)の上下限値を決めた。各社に対し、「県工事平均受注額(17年度〜19年度3年平均)」を選択する場合は今29日までの報告を求める。
 21年度生産指標額の上限について、同部は「各社の完工高が伸びている」(県土総務課)として、土木一般A級が3億9700万円(20年度3億6540万円)と初めて上昇。15年度の水準にまで戻した。建築一般A級は2億8896万円(同2億8680万円)。一方、アスファルトA級は1億1774万円(同1億2296万円)と下げた。
 また、会社工事成績がない場合の取り扱いでは、工事成績点数71点(同70点)に設定。県外ゼネコンとJV施工するトンネル工事の「受注額」は上限額2億8700万円(同2億0600万円)を発注年度内に限り加算する。

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