トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2021/03/17

【新潟】耐震化、災害対策強化へ/県が水道ビジョン案を発表/管路経年化は13.1%

 新潟県福祉保健部は16日、新潟県水道ビジョン案を発表した。
 6圏域(村上、新潟、中越、魚沼、上越、佐渡)を対象とし、計画目標年度は50年から100年先を視野に入れつつ、具体的な目標や実現方策は10年後の30年度。基本方針として、持続(適切な資産管理、経営の健全化、広域連携、公民連携の推進)および安全(水質管理の徹底、貯水槽給水施設対策)、強靱(水道施設の耐震化、災害対策の強化)の3つを柱に掲げている。実現方策は各水道事業者が主体となり、県は助言や情報提供、調整を行う。
 水道普及率は99・4%(17年度末時点)で、管路の経年化状況が全延長1万8789キロのうち、13・1%が40年(法定耐用年数)超え、耐震化されていない施設が多く存在する圏域がある。水需給の見通しは、30年度までに給水人口が約19万人(8・6%)減少し、1日最大給水量は約9万4000立方メートル(9・2%)減少するという。

hokuriku