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建通新聞社
2021/03/17

【大阪】鶴見工場改築 22年度に事業者選定へ

 大阪市・八尾市・松原市・守口市で構成する大阪広域環境施設組合は、鶴見工場の建て替え計画で、2021年度後半に実施方針を公表し、22年度から事業者選定手続きを開始する予定だ。同年度末に設計・施工に着手し、28年度の完成を目指す。設計や建設工事、運営などの発注・事業手法については未定としている。
 鶴見工場は、大阪市鶴見区焼野2ノ11ノ5に所在。建屋の既存規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上7階建て延べ2万2000平方b。建築面積は8300平方b。煙突は内筒が鋼板製、外筒が鉄筋コンクリート製で高さは100b。完成は1990年で、ダイオキシン対策を含む総工費は約204億円だった。
 現行のごみ処理能力は日量約600d(日量300d×2炉)。建て替え後は日量620d程度にサイズアップする。この他、▽処理方式はストーカ式、乾式排ガス処理、圧力波式スートブロアを採用▽ごみピット容量は約1万4500立方bとし、搬入扉は10門▽プラットホームを上層階に設置するため、スロープを整備―などを前提条件としている。新築する建屋の規模については今後検討する。基本計画などの策定業務は中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)が担当している。
 同組合が管理する7カ所のごみ焼却工場は、建て替えか設備更新を順次進めていく計画。先行する住之江工場に続き、鶴見工場、西淀工場、八尾工場、舞洲工場、平野工場、東淀工場の順に稼働を停止し、1工場ずつ更新する予定だ。
 
提供:建通新聞社