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　熊取町は、公募型プロポーザルで事業者を募集していた「熊取町公民館・町民会館整備事業基本設計・実施設計業務」について、最優秀提案者（契約候補者）をアール・アイ・エー（大阪市北区）に決定した。契約金額は６４００万円で、履行期間は２０２２年４月30日まで。同年下半期の工事発注を目指す。
　現在一体となっている公民館とホールについて、公民館は改修、ホールは解体後、新築工事を進める。
　ホールを南側に位置する来庁者用駐車場に新築する方針。施設の構造や規模は設計内で決定するが、提案ではホール部分が鉄筋コンクリート造、下屋部分が鉄骨造としている。
　観客席は４１０席で、スタキングチェア１７０席、ロールバッキングチェア２４０席を設ける。ボックス型を採用し、音楽や演劇、講演会まで幅広い残響空間を可能とする音場づくりを行う。解体時には工事に先立ちコアボーリングとワイヤーソー切断を併用して、公民館躯体に損傷を与えない方法を計画。
　改修を行う公民館の規模は鉄筋コンクリート造３階建て延べ１２３７平方�b。耐震改修を中心に、老朽化対策、バリアフリー工事などを進めていく考えだ。粉塵や臭気、騒音などが少ない工法の採用を目指している。
　履行・施工場所は野田１ノ１ノ12他。

提供：建通新聞社