トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2021/05/11

【東京】警視庁 警察総合庁舎を改築

 警視庁は本部庁舎の隣接地にある警察総合庁舎を改築する。2021年度に基本設計を始め、29年度の完成を目指して工事を発注したい考え。1972年に完成した庁舎のため老朽化と狭あい化が進んでおり、現地で建て替える方針だ。
 警察総合庁舎(千代田区霞が関2ノ1ノ1他、敷地面積1万9033平方b)の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建て延べ2万2505平方b。主に警視庁と警察庁が使用している。
 躯体と設備の老朽化が進んでいるだけでなく、執務スペースが手狭となっている状況などを総合的に判断し、現在地で建て替えることにした。
 2019年度に「警察総合庁舎耐震改修に伴う内部改修基本計画」を安井建築設計事務所(千代田区)に委託して調査を開始した。
 その後、20年度に国費調達案件として建て替えに向けた基本構想の策定業務を同社が担当。基本構想では現庁舎を調査した上で改築に当たっての諸条件を整理し、新庁舎の規模などを検討した。この結果を反映して21年度から基本設計に着手する。
 工事期間中は既存の別庁舎に分散して仮移転する予定だ。
提供:建通新聞社