トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2021/05/25

【東京】週2モデル工事、都内実施自治体は5団体

 国土交通省などが公共工事の発注者に対して行った入札契約適正化法に基づく実施状況調査(2020年10月1日時点)によると、東京都内の自治体63団体(東京都と23区26市5町8村)のうち週休2日モデル工事を実施していたのは5団体だった。また、16団体が社会保険未加入業者を元請け・下請けともに排除しておらず、法定福利費を適切に計上しているのが2団体にとどまっている。
 週休2日モデル工事を実施している5団体は▽都▽葛飾区▽江戸川区▽御蔵島村▽小笠原村―の1都2区2村で、都を除く区市町村での実施率は6・5%と全国平均の7・3%を下回った。他に中央区や台東区など5団体が「検討」、千代田区や昭島市など14団体が「その他」、39団体が「未実施」と答えた。
 社会保険未加入業者を元請け・下請けともに排除していない16団体は▽豊島区▽江戸川区▽立川市▽三鷹市▽府中市▽東村山市▽国分寺市▽武蔵村山市▽多摩市▽檜原村▽奥多摩町▽大島町▽神津島村▽三宅村▽八丈町▽小笠原村―の2区7市3町4村で、全体の25・4%を占めた。一方、法的福利費を適切に計上していた2団体は中央区と東久留米市で、いずれも社会保険未加入業者の排除を元請けと1次下請けまでで実施している。
 19年度の競争入札の平均落札率は60団体が回答。武蔵村山市の83・4%から三宅村の99・1%の幅で分布している。総合評価方式を活用した19年度の契約は35団体で実績があった。都の632件を筆頭に江東区の62件や中野区の49件、中央区の47件、葛飾区の35件などが続いている。
提供:建通新聞社