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建通新聞社(東京)
2021/08/04

【東京】国交省営繕 警察総合庁舎設計、プロポ開始

 国土交通省官庁営繕部は警察総合庁舎の建て替えに伴う設計業務の委託先を選ぶため、8月3日に公募型プロポーザルの手続き開始を公示した。税込み概算業務規模10億〜11億円で、延べ床面積約5万平方bの新庁舎整備などを計画している。建築関係建設コンサルタントの競争参加有資格者(単体、JV)から8月24日まで参加表明書、10月22日まで技術提案書をそれぞれ受け付けて審査を進め、11月中に委託先を特定して見積もり合わせも行う予定。2023年度末までに成果を得て、24〜29年度の6カ年で現庁舎の解体工事や新庁舎の建設工事を実施する見通し。
 現在の警察総合庁舎は千代田区霞が関2ノ1の内堀通り沿いに立地(敷地面積1万9033平方b)。鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建て延べ2万2505平方bの規模で1972年に完成した。主に警視庁と警察庁が使っている。
 老朽・狭隘(きょうあい)化を受け、警視庁が2019〜20年度に安井建築設計事務所(千代田区)への業務委託を通じて、内部改修の基本計画や建て替えの基本構想を検討していた。
 新庁舎の計画規模は鉄骨造地下4階地上16階建て延べ約5万平方b。現庁舎の機能を既存の別庁舎に分散して仮移転した上で、現庁舎の解体工事と新庁舎の建設工事を進める予定だ。 
 今回の業務は新庁舎の建設と外構整備のための基本・実施設計や積算、現庁舎の解体に関わる実施設計や積算などが内容。24年2月29日を期限に成果をまとめてもらう。提供:建通新聞社