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建通新聞社(東京)
2021/08/23

【東京】都 高島高校改築で基本設計プロポ手続き

 東京都財務局は板橋区にある高島高校の改築に伴う基本設計の委託先を決めるため、8月23日にプロポーザル手続き(提案評価重視型)を開始する。グラウンドに仮設校舎を設けるなどして、校舎と体育館・武道場で総延べ床面積約1万2000平方bの新施設を建設する。8月30日〜9月3日に参加表明を受け付け、9月10日に技術提案書の提出を要請。11月4日のヒアリングで設計者を特定し、同月29日の見積もり合わせを経て翌30日に契約を結ぶ予定だ。2022年度末までに基本設計、24年度中に実施設計を終えて、25〜27年度に新築工事を実施する。
 高島高校の所在地は板橋区高島平3ノ7ノ1。面積2万7817平方bの敷地に校舎棟(鉄筋コンクリート造5階建て延べ9670平方b)と体育館(同造4階建て延べ3728平方b)、プールなどが立っている。
 1974〜75年の完成から40年以上がたち、老朽化が進んでいるため現地で建て替える。
 新施設は校舎棟で延べ床面積約9217平方b、体育館・武道場で同約2895平方bの規模を想定。建物内にプールを合築する。定員は現在の24学級・960人から27学級・1080人に増やす予定だ。
 基本計画の策定業務はシィー・ディ・シィー(千代田区)が担当した。
 基本設計の参考業務規模は税込み7500万円程度で、2023年2月28日までに成果を得る。並行して敷地測量と地盤調査を別途委託する。22〜24年度に建築関係の実施設計をまとめる他、工事の進捗を見ながらグラウンド関係の設計を2期(グラウンド27〜28年度、多目的コート32〜33年度)に分けて進める予定。
 工事工程は、現在のグラウンドに延べ床面積約7500平方bの仮設校舎を設置して、既存の校舎棟を24〜25年度に解体。新施設の校舎棟と体育館・武道場を25〜27年度に建築する。
 続いて27〜28年度に既存の体育館を解体し、28年度にグラウンドの整備工事を実施。整備後のグラウンドを他校が一時的に使用する予定があることから、33年度に多目的コートの整備に着手する。全体が完成するのは34年度の見込み。提供:建通新聞社