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建通新聞社(東京)
2021/09/28

【東京】都 日比谷公園再生で基本設計プロポ手続き

 東京都建設局は9月27日、日比谷公園の再生整備に伴う基本設計業務の委託先を選ぶためのプロポーザル手続きをスタートさせた。土木設計の競争入札参加資格有資格者から10月1日まで参加表明書を受け付け、同月6〜27日に技術提案書の提出を求めて11月25日に受託者を特定し、12月2日の見積もり合わせを経て契約を結ぶ予定だ。同公園の持つ文化・歴史的資産を継承しつつ、周辺地域との回遊性向上、グリーンインフラとしての新たな価値創造などを見据えて施設配置や諸施設の概要、植栽などの概略を検討。2022年度末を期限に成果を得て、後続の実施設計につなげる。33年の開園130周年に向けて再生整備に取り組む。
 日比谷公園は千代田区日比谷公園の開園面積約16・2f。3月に策定した再生整備計画によると、皇居外苑につながる祝田門付近のエリアを全面的に改修し、天候の影響を受けにくい大屋根付きの「HIROBAs(仮称)」にして、展示やテレワーク、憩いの場として活用する。エリア内には噴水広場や大芝生広場、球技広場をはじめ、多種多様な広場空間を備えることで、健康や運動に関連する機能を強化したい考え。
 また、日比谷公会堂と小音楽堂をつなぐビスタ軸(直線的な景観軸)を生かすため、軸の中間に位置するものの立ち入り不可となっている花壇を芝庭広場として再整備したり、大噴水は視線を妨げない高さに改修したりする。開園当初から残る六つの門の改修や日比谷公園の特徴であるS字型園路のバリアフリー化、運営・維持管理へのICT導入なども想定している。
 今回の基本設計は、Park―PFIで再整備する大音楽堂(日比谷野音)など一部のエリアを除く約14・2fが対象。再生整備計画をベースに@ユニバーサルデザインによる施設の改修設計A歴史・文化性の高い資源の保存と活用B公園と周囲の街との回遊性強化のための施設改修や運営管理Cエリアマネジメント団体など多様な主体との連携強化を見据えた施設の提案―の四つの視点を掲げて、公園の骨格となる施設配置や諸施設の概要、植栽などの概略を検討する。参考業務規模は税込み2000万円未満と見積もっている。委託期間は23年3月20日まで。

《野音は22年度に事業者公募へ》

 一方、日比谷野音のPark―PFI再整備は22年度に事業者の公募手続きを始める予定。23年度に事業者を決めて24年度の工事着手、27年度末の完成を目指す。
 事業の対象範囲は日比谷野音周辺の面積約1・2f。既存施設の解体と新施設の建設、周辺の整備を一体的に実施する。事業者の公募に先立ち、民間事業者に参入意欲や事業イメージをヒアリングしている段階だ。提供:建通新聞社