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建通新聞社(東京)
2021/11/02

【東京】昭島の2・2f 2段階一般競争を22年度

 財務省関東財務局は10月29日、昭島市もくせいの杜1丁目にある面積約2・2fの国有地の利用方針について、国有財産関東地方審議会から「適当」との答申を得た。スーパーマーケットなどの商業施設を導入すべきとした他、市の水道水「あきしまの水」ブランドの普及に資する店舗などの導入が望ましいとしている。2022年度に2段階一般競争入札を実施して民間事業者に貸し付ける予定でおり、地元の昭島市と具体的な開発条件などを定めて入札手続きに備える。
 対象となるのは、もくせいの杜1ノ5ノ1他にある面積は2万2170平方bの土地で、立川基地跡地の一部に当たる。用途地域は近隣商業で、建ぺい率80%、容積率300%。JR東中神駅から約300bと立地が良好なため売却はせず、定期借地権による貸し付けを行う。
 貸付先は、企画提案審査と価格競争による2段階一般競争入札で決める。22年度に入札手続きを行い、23年度に落札者と定期借地契約を締結する。
 1月に行った民間へのサウンディング調査などを踏まえて利用方針を策定。スーパーマーケットや、売り場面積2000平方b以上の近隣型ショッピングセンターといった商業施設などを「導入すべき施設」に位置付けており、企画提案に際しての前提条件とする。また、鉄道駅から国営昭和記念公園へのアクセス動線にあるという立地を生かすため、東中神駅北口南北線沿いの商業・サービス施設や、オープンスペース確保につながる施設、市の水道水をブランドとして発信する店舗についても、審査時に評価対象となり得る「導入が望ましい施設」としている。
 さらに、国土交通省関東地方整備局が国営昭和記念公園昭島口周辺エリアの再整備事業を検討していることにも留意して、事業内容や施設設計で配慮するよう求める考え。提供:建通新聞社