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建通新聞社(東京)
2021/11/12

【東京】国交省営繕 警察総合庁舎設計を松田平田へ

 国土交通省官庁営繕部は警察総合庁舎の建て替えに伴う設計業務を松田平田設計(港区)に委託する。公募型プロポーザル方式で委託先に選んで11月11日に特定通知した。11月中の見積り合わせを経て契約を結び、延べ床面積約5万平方bの新庁舎建設などに向けて作業を進めてもらう。2023年度末までに業務成果を得て、24年度から現庁舎を解体した上で、25〜29年度に新庁舎を建設する見通しだ。
 現在の警察総合庁舎は千代田区霞が関2ノ1の内堀通り沿いに立地(敷地面積1万9033平方b)=写真。鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建て延べ2万2505平方bの規模で1972年に完成した。主に警視庁と警察庁が使っている。
 老朽・狭隘(きょうあい)化を受け、警視庁が2019〜20年度に安井建築設計事務所(千代田区)への業務委託を通じて、内部改修の基本計画や建て替えの基本構想を検討していた。
 新庁舎の計画規模は鉄骨造地下4階地上16階建て延べ約5万平方b。このうち警察庁部分の延べ床面積約2万7000平方bで154億8800万円の工事費が見込まれている。
 今回の業務は新庁舎の建設と外構整備のための基本・実施設計や積算、現庁舎の解体に関わる実施設計や積算などが内容で、税込み概算業務規模10億〜11億円。24年2月29日が履行期限となっている。
 現庁舎の機能を既存の別庁舎に分散して仮移転した後、現庁舎の解体工事と新庁舎の建設工事を進める方向だ。提供:建通新聞社