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建通新聞社(東京)
2021/11/16

【東京】都水道局 朝霞東村山線、更新へ基本設計

 東京都水道局は東村山浄水場と朝霞浄水場をつなぐ導水管「朝霞東村山線」の更新に向けた基本設計をスタートさせる。業務委託先を希望制指名競争入札で決めるため、土木設計の競争入札参加有資格者から11月22日まで希望申請を受け付けて、2022年1月14日に開札する。最低制限価格制度の試行対象案件。履行期間340日間で成果を得た後、2023年度末までに調査・設計を完了させる見通し。24年度の工事着手を目指している。
 朝霞東村山線は東村山浄水場(東村山市)と朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)とで、多摩川水系と利根川水系の原水を相互融通するため1964年に敷設した。延長約16・8`の導水管で、口径2200_(一部2000_)のダクタイル鋳鉄管と鋼管を使っている。
 都水道局は災害・事故時や工事の際のバックアップ機能を確保するため、導水施設の二重化と更新を進めている。二重化が完了した導水施設から健全度調査を実施し、劣化状況を踏まえて更新に取り組む計画。朝霞東村山線は20年度に二重化(第二朝霞東村山線の整備)が完了したことから更新に着手することになった。
 「東村山市美住町二丁目地先から朝霞市宮戸一丁目地先間導水管更新基本設計委託」と題し、11月15日に希望制指名競争入札の手続きに入った。東村山市美住町2ノ28地先〜埼玉県朝霞市宮戸1ノ2地先間の延長約16・5`を設計対象としている。
 入札に当たっては、10月に公営企業局でも試行を開始した設計等業務委託の最低制限価格制度を適用。土木設計系積算基準の「直接人件費+直接経費+その他原価×0・9+一般管理費等×0・48」で予定価格(税抜き)を算定し、その70〜80%の範囲で最低制限価格を設定する。提供:建通新聞社