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建通新聞社(東京)
2022/02/17

【東京】都・首都高 新京橋連結路でアセス計画書

 東京都と首都高速道路会社は2月16日、都市高速道路第1号線(新京橋連結路)建設事業の環境影響評価調査計画書を都に提出した。都心環状線・日本橋区間の地下化に伴い必要となる大型車の環状方向への交通機能を確保するため、現在の八重洲線と都心環状線を結ぶ延長約1・1`の地下連結路を設置する。併せて、関連工事として出入り口の設置と都心環状線・掘割区間の擁壁の更新などを実施する計画だ。2035年度の供用開始を目指す。
 新京橋連結路は首都高と東京都の合併施行方式での整備を想定している。現在は八重洲線が西銀座で東京高速道路(KK線)に接続しているが、都心環状線・日本橋区間の地下化に伴いKK線を廃止することから、代替ルートとなる交通機能を確保する目的で整備する。
 計画書によると、新京橋連結路は八重洲線(中央区八重洲2丁目)と都心環状線(中央区新富2丁目)の区間を結ぶ延長約1・1`。八重洲線側の延長約1`をトンネル構造の地下区間(開削区間約0・2`、シールド区間約0・8`)とし、都心環状線側の延長約0・1`を擁壁構造とする。車線数は往復2車線、標準幅員は片側6・5bとする見込み。JR京葉線と東京メトロ銀座線、都営浅草線と地下で交差する。シールド立坑は外堀通りに設置する。
 2月4日には、新京橋連結路を含めた周辺の都市高速道路4路線を対象にした都市計画の変更素案を作成した。今後、関係者協議や都市計画・環境影響評価手続きなどを経て事業化する。日本橋区間を地下ルートに切り替える35年度までに完成させる見通しだ。提供:建通新聞社