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建通新聞社(東京)
2022/09/27

【東京】都 食肉市場を改築・改修 整備計画を10月

 東京都中央卸売市場は食肉市場(港区)の改築・改修を考えている。既存不適格の解消と設備の更新を目的としたローリング工事や、それに伴う建物間の機能移転、旧耐震建物の将来的な解体などを見込む。整備計画の作成を含めた業務の委託先を希望制指名競争入札で10月に決め、2023年3月末までに成果を得て後続の検討に備える。
 食肉市場の所在地は港区港南2ノ7ノ19(敷地面積6万3954平方b)。都内に11カ所ある中央卸売市場の中で唯一食肉を取り扱い、と場を併設している。延べ床面積4万9607平方bのセンタービル(01年度完成)を中心に、さまざまな規模・築年数の建物や冷蔵庫などが立地しており、総延べ床面積は約9万4000平方bに上る。
 生産工場ラインに必要な特殊な設備機器や食肉の冷蔵庫設備など、他の市場と比べて更新周期の短い設備機器が多い。現行の建築基準法に適合しておらず是正対象の建物もあるため、運営を続けながら敷地内で改築・改修のローリング工事を実施する。
 今回の業務は「4食肉市場適合化に向けた調査検討委託」と題し、市場の現状を把握した上で課題解決のための整備計画を作成してもらう。
 整備に当たっては、運営規模の現状維持を前提に、新大動物棟または新小動物棟のいずれかを建て替えた上で、その他の是正対象建物の機能を移転する手法を想定。その後、建物ごとに解体または改修などを施す。
 また、是正対象かつ旧耐震基準の建物は築65年を迎えるころをめどに解体できるよう、機能の移転策を検討。さらに、延べ床面積2000平方b程度の比較的小規模な建物に関しては、新耐震基準を満たしていてもローリング工事の際に妨げとなる場合は解体も視野に入れる。
 これらを踏まえ、施設・設備機能配置とスケジュール、施工計画などを盛る整備計画を3案程度作る。
 別途、冷蔵庫の改修に向けた検討と場内の車両動線の調査業務をそれぞれ委託して、成果を整備計画に反映させる。
 入札手続きは都市計画・交通等計画A〜Cランクの競争入札参加有資格者から9月30日まで希望申請を受け付けて、10月13日に開札する。23年3月31日が履行期限となっている。提供:建通新聞社