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建通新聞社(東京)
2022/10/17

【東京】昭島に物流施設など16棟新築の大規模開発

 昭島特定目的会社(港区)は、昭島市内に物流施設やデータセンターなどを設ける大規模開発を計画している。「GLP昭島プロジェクト」と題し、面積約58・8fの敷地に16棟の建物を新築するとともに、道路や公園といった都市基盤を整備する。2024年度に工事を始めて28年度の完成を目指す。東京都に提出した環境影響評価調査計画書の中で明らかにした。
 計画地は昭島市つつじが丘1ノ1ノ7他。現在はゴルフ場やゴルフ練習場、宿泊施設などがある。昭島特定目的会社の設立法人である日本GLPが21年度に土地を取得した。
 新築する建物16棟のうち物流施設は4〜7階建て(最高高さ約55b)の6棟で、約3500〜4000台分の駐車場を確保する。また、データセンターは5階建て(最高高さ約40b)の9棟とし、約300〜500台の駐車場を配置。さらに、複合用途施設とする3階建て(最高高さ約20b)の1棟に、50〜100台分の駐車場を用意する。
 これらに加え、計画地内を東西方向に通る道路(標準幅員16・5b)や面積約1・8fの公園を新設。既存のゴルフ場にある植栽樹木を保全しながら積極的に緑化する方針だ。
 施設や敷地の一部を地域に開放してにぎわいを生み出す他、防災備蓄倉庫なども設けて防災拠点機能を持たせる。
 工事工程を見ると、計画地内にある既存建築物の解体・撤去も含めて約5年間の工期を想定。工事完了後の施設管理・運営は日本GLPが担う。
 現地の用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)に指定されている。提供:建通新聞社