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建通新聞社(東京)
2023/03/01

【東京】羽田鉄道基盤、京急とJR残区間でECI

 国土交通省関東地方整備局は羽田空港(大田区)の鉄道基盤施設整備で、2023年度に京浜急行の引き上げ線とJR東日本羽田空港アクセス線の残区間で新たにECIの取り組みを始める方針だ。所管の東京空港整備事務所がそれぞれの詳細設計の委託先と工事に関する技術協力業務の優先交渉権者を23年度上期に決定し、詳細設計に技術協力業務を手掛ける優先交渉権者の施工ノウハウを反映させる。並行して技術協力業務の優先交渉権者と価格などの交渉を進め、合意に至れば工事の契約も結んで24年度以降に着工する見通しだ。
 新たにECIに取り組む対象のうち京急引き上げ線は延長約0・3`。京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅の端部から第2旅客ターミナルのエプロン方面に向かって▽東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅までのコンコースを改築(開削工法、延長30b)▽ボックストンネルを建設(推進工法、延長14b)▽複合円形断面トンネルを建設(シールド工法、延長285b)―する形での整備を計画している。
 日本工営・日本シビックコンサルタントJVで1月31日までに基本設計を完了させた他、西松建設の施工で仮切り回し通路の工事を実施している。
 一方、JRアクセス線の残区間は空港内の延長約2・4`のうち、開削トンネルの駅ホーム部(約0・3`)とシールドトンネル(約1・9`)の間に当たる約0・2`。ルート上にある東京モノレールの地下躯体の直上やターミナル北連絡橋などの直下に開削トンネルを通す格好で、とりわけ橋の直下はアプローチボックスの基礎杭を利用した受け替えなどを行って建設する考え。パシフィックコンサルタンツ(千代田区)が3月14日の履行期限で基本設計を担当している。
 対象ごとに詳細設計の委託先を簡易公募型に準じた総合評価方式で23年度第1四半期に選び、約10カ月の履行期間で完了させる予定だ。
 技術協力業務についても対象ごとに具体的な範囲を固めた上で、公募型プロポーザル方式で23年度第2四半期に優先交渉権者を選定。約8カ月の履行期間で完了させる予定でいる。
 羽田空港の鉄道基盤施設整備を巡っては、JRアクセス線の駅ホーム部とシールドトンネルに先行してECIを採用。技術協力業務は駅ホーム部を清水建設、シールドトンネルを鹿島・東亜建設工業・あおみ建設JVが担当しており、価格交渉などが合意に至ればそれぞれと工事も契約して23年度内の着工を目指す。提供:建通新聞社