トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2023/04/03

【東京】都建築保全部 23年度新規工事に996億円

 東京都財務局建築保全部が2023年度に予定する新規工事の経費は発注ベースで996億円となった。前年度に比べ67・6%増で、予定価格9億円以上の都議会付議案件は17件(うち15件は入札公告済み)と前年度の8件から倍増。第4回都議会定例会への付議案件として、城南職業能力開発センター大田校の改築と桐ケ丘高校の改築・改修に関わる建築工事の一般競争入札をそれぞれ8月上旬に公告する。いずれもWTO政府調達協定の対象となる見込みで、発注者指定型の「女性活躍モデル工事」と「週休2日モデル工事」を試行する。
 新規工事の工種別経費は▽建築=367億円(25件)▽電気=205億円(21件)▽空調=227億円(14件)▽給水衛生=83億円(13件)▽解体=27億円(8件)▽その他=87億円(45件)―で、総額996億円(126件)となる。
 議会案件のうち、城南職業能力開発センター大田校(大田区本羽田3ノ4ノ30、敷地面積6103平方b)は老朽化に伴い、複数の既存建物を全て解体撤去して、延べ床面積8406平方bの新施設を整備する。26年1月の完成を目指す。
 基本・実施設計は松田平田設計(港区)。解体工事を関口・カシモト・関野JVが7月31日までの工期で手掛けている。
 桐ケ丘高校(北区赤羽北3ノ5ノ22、敷地面積2万6940平方b)は、建物や設備の老朽化が著しいため大半を改築するとともに、プール棟に改修を施す。新施設の規模は校舎棟が延べ床面積1万0738平方b、体育館棟が2559平方b。26年5月までに完成させる見通し。
 基本・実施設計は横河建築設計事務所(品川区)。解体工事はフジムラ・ショキタ・白石JVが11月30日までの工期で進めている。

【新規の設計に15億円】
 
 一方、新規の設計には23年度の単年度で15億円を投じる。前年度に比べ7・1%増。件数は34件で、前年度より4件少ない。
 主な新規の設計案件は次の通り。
 ▽都庁舎機械ビル管理設備実施設計▽島しょ農林水産総合センター八丈事務所改築基本・実施設計▽東部公園緑地事務所改修・増築実施設計▽駒沢オリンピック公園ほか1カ所ソーラーカーポート設置実施設計▽大井ふ頭中央海浜公園ソーラーカーポート設置実施設計▽農業高校改築基本設計▽武蔵丘高校改築基本設計▽東大和高校改築基本設計▽町田工科高校ほか2校電気設備改修実施設計▽府中工科高校ほか2校電気設備改修実施設計 提供:建通新聞社