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建通新聞社(東京)
2023/07/12

【東京】日本郵船 丸の内の郵船ビル建て替え検討

 日本郵船(千代田区)は7月11日、同社が本社を置く「郵船ビルディング」の建て替えに向けて検討を開始したと発表した。2030年代前半ごろの完成を目指す。
 郵船ビルディングの所在地は千代田区丸の内2ノ3ノ2で、行幸通りと日比谷通りが交わる和田倉門交差点の南側(敷地面積4570平方b)。鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上15階建て延べ5万1638平方bの規模で、1978年に完成した。
 老朽化に伴い建て替える。建て替えの規模やスケジュール、設計者、施工者については未定。現地の用途地域は商業地域で、容積率は1300%、建ぺい率は80%となっている。

―工事は26年秋以降か―

 日本郵船はまた、三菱地所(千代田区)や鹿島(港区)と共同で、横浜市中区の横濱ビル跡地に新築する「横浜タワー棟」を2026年秋〜冬ごろをめどに完成させて、丸の内の本社機能を一時移転することも発表。このため郵船ビルディングの解体工事や本体工事は26年秋以降になる見通しだ。提供:建通新聞社