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建通新聞社(東京)
2024/02/01

【東京】都 有明海浜公園の拠点施設、事業者決定

 東京都港湾局は、有明親水海浜公園に拠点施設を設けて周辺の園地や水辺と一体的に活用する事業者を、アイ・ケイ・ケイホールディングス(本社・佐賀県伊万里市)を代表法人とする連合体「ARIAKE BLUE GARDEN」に決めた。事業者を選ぶ公募型プロポーザル手続きに同団体のみが応募。海域を含む約19fのエリアに飲食ができる施設や水域を活用したマリンスポーツ施設を整備して、2026年春の開業を目指すとした。今後、基本協定を結んで事業内容を協議する。
 有明親水海浜公園(江東区有明1丁目・東雲1丁目)は開園面積約39・6f。このうち江東区有明1丁目の陸域約2fと水域約17fを合わせた西入江ゾーンの約19fを官民連携施設事業の対象にして、マリンスポーツの拠点などを設ける事業者を公募した。隣接エリアではPFI手法による「有明アーバンスポーツパーク」の整備も予定されている。
 連合体の提案によると、3階建て延べ床面積2419平方bの拠点施設を整備=イメージ図。レストランやカフェ、多目的ホールを設け、ミニコンサートやスポーツセミナーなどに活用していく。また、太陽光パネルの設置や屋上緑化、木材の活用により環境にも配慮した造りとする。この他、ビーチバレーコートと水域を活用した健康プログラムを実施して、マリンスポーツの推進に取り組む。
 現地は第1種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)と防火地域に指定。臨海副都心有明北地区の地区計画も定められている。
 施設の設置期間は条例で10年が上限となっている。設置許可の更新も可能だが、事業期間終了時までに整備した施設を事業者負担で撤去して原状回復する必要がある。提供:建通新聞社