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建通新聞社(東京)
2024/02/28

【東京】地整 東京都関連直轄事業費、最大816億

 国土交通省関東地方整備局の2024年度政府予算案に基づく直轄事業計画によると、自治体に負担を求める東京都関連の直轄事業費は最大816億円(程度、以下金額同じ)となっている。前年度政府予算案の計画時と比べ0・5%増と前年度と同水準で、分野別に▽河川=最大264億円(7・7%増)▽道路=最大522億円(2・8%減)▽港湾=最大30億円(増減なし)―と見積もった。
 主な事業を見ると、河川は京成本線荒川橋梁の架け替えに最大66億円を充てて橋梁下部工などを実施する他、荒川第二・三調節池に最大51億円を確保して排水門の新設や築堤などを行う。また、江戸川水閘門の改築で最大3・3億円を確保して工事に着手する方針だ。
 道路のうち幹線道路ネットワーク整備では、東京外かく環状道路の関越〜東名に最大200億円、八王子南バイパスに最大89億円、東京湾岸道路の東京都区間に最大30億円を配分する考え。港湾は中央防波堤外側地区国際コンテナターミナルに全額を充当し、岸壁や泊地、道路の整備を継続する。
 概要は次の通り(金額は最大)。
◎河川
 【河川整備・一般河川改修】荒川下流(22億円)―松島地区河道掘削等▽荒川上流(0・01億円)―河川改修促進等▽荒川上流・大規模、荒川第二・三調節池(51億円)―下大久保・西遊馬・平方地区排水門、築堤、基盤整備、樋管等▽利根川下流(0・3億円)―河川改修促進等▽利根川上流(17億円)―首都圏氾濫区域堤防強化対策上新郷地区堤防強化(浸透)対策等▽利根川上流・大規模、稲戸井調節池(2・5億円)―高野地区池内掘削等▽利根川上流・大規模、田中調節池(1・8億円)―河川改修促進等▽江戸川(15億円)―鍋小路地区取付・連絡道路、首都圏氾濫区域堤防強化対策平方新田・金杉・西宝珠花地区堤防強化(浸透)対策、上篠崎地区盛土・施設撤去等▽多摩川(17億円)―河川改修促進等
 【河川整備・流域治水整備】新河岸川下流(0・3億円)―河川改修促進等▽中川(0・4億円)―河川改修促進等
 【河川整備・特定構造物改築事業】京成本線荒川橋梁架替(66億円)―千住曙町・堀切四丁目地区アプローチ部仮設工、橋梁下部工等▽江戸川水閘門改築(3・3億円)―河原・篠崎町地区水門改築等
 【河川整備・総合水系環境整備】荒川水系(2・2億円)―江戸川区地区調査・設計、板橋区地区連絡通路等▽利根川水系(中川・綾瀬川)(1・2億円)―葛飾区地区管理用通路等▽多摩川水系(1・2億円)―多摩川地区調査・設計、多摩市地区モニタリング、六郷地区・浅川合流点地区調査・設計等
 【河川整備・築堤改良】利根川相俣ダム(12億円)―放流設備工事等
 【河川等災害関連事業・河川大規模元年災】荒川上流(9・1億円)―川越市菅間地区〜東松山市葛袋地区遊水池整備等▽多摩川(42億円)―大田区羽田地区〜府中市南町地区・川崎市川崎区殿町地区〜多摩市関戸地区河道掘削10万2000立方b、堰改築等
◎道路
 【改築・幹線道路ネットワーク整備】東京外かく環状道路関越〜東名(200億円)―調査設計、用地買収、区分地上権設定、改良工、トンネル工▽6号新宿拡幅(4億円)―調査設計、用地買収、改良工▽14号両国拡幅(10億円)―調査設計、用地買収、環境整備▽14号亀戸小松川立体(6億円)―調査設計、用地買収、改良工、橋梁撤去工▽16号八王子〜瑞穂拡幅(1億円)―調査設計▽16号保土ケ谷バイパス2期(3億円)―調査設計、舗装工▽17号新大宮バイパス(1億円)―調査設計、橋梁下部工▽20号日野バイパス延伸(4億円)―調査設計、用地買収、改良工▽20号日野バイパス2期(8億円)―調査設計、用地買収▽20号八王子南バイパス(89億円)―調査設計、用地買収、橋梁上下部工、トンネル工▽357号東京湾岸道路東京都区間(30億円)―調査設計、改良工、橋梁下部工
 【改築・防災対策等】1号・4号・6号等(128億円)―虎ノ門地下歩道、日本橋地区都市再生事業、東京6号環境対策等
 【交通安全1種・2種、共同溝、電線共同溝】20号・254号・357号交通安全1種、1号・4号・6号等交通安全2種、20号共同溝、15号・16号・17号等電線共同溝(38億円)―明大前歩道橋改修・池袋六ツ又陸橋交差点改良・京浜大橋周辺改良等(交通安全1種)、防護柵・区画線・CCTV等(交通安全2種)、調布2等(共同溝)、南品川・むさし野・白山等(電線共同溝)
◎港湾
 【港湾整備】東京港中央防波堤外側地区国際海上ターミナル整備(30億円)―岸壁マイナス16b(耐震)、泊地マイナス16b、道路 提供:建通新聞社