仙北市建設課は、内川橋(田町荒屋敷線)と長戸呂橋(久保菅谷線)の補修、横町橋(小倉山校線)の補修設計をそれぞれ4月下旬または5月上旬に公告する見通し。内川橋では歩道側の上部工を補修する見込みで、概算工事費は2億1,600万円。長戸呂橋では上部工を補修する予定で、概算工事費は8,200万円と試算している。横町橋は今年度末までかけて設計をまとめ、9年度当初予算以降に工事費を要望する。
内川橋(角館町字西野川原)は昭和52年に架設された橋長155.5m、幅員8.6m(車道W6.8m+歩道W1.8m)のコンクリート床版I桁PC橋。5年度から着工しており、これまで下部工や車道側の上部工を実施済み。今年度は歩道側の上部工を実施し、事業完了を目指す。
長戸呂橋(西木町桧木内字久保)は昭和54年に架設された橋長50.2m、幅員6mの鋼橋。令和2年の点検で一部腐食が確認されており、判定区分Vだったため補修する。今年度に上部工、8年度に下部工を発注し、事業完了を目指す。設計は過年度に創研コンサルタントでまとめた。
横町橋(西北野)は昭和52年に架設された橋長147.7m、幅員8.2mのPC橋。3年度の点検では車道部の横桁、下部構造の剥離・鉄筋露出、歩道部の主桁、横桁、床版、支承部の腐食が確認されており、橋梁全体では判定区分Vとなっている。設計の概算委託費は3,900万円で、年度末までかけてまとめるため、工事費の要望は9年度当初予算以降。完工までは複数年がかかる見込み。
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秋田建設工業新聞社